みなさん、こんにちは。
わか葉在宅クリニック院長の伊藤慎(まこと)です。
2018年に土浦市で、訪問診療を中心としたクリニックを開業し、今年で9年目になります。
自分自身のダイエットをきっかけに、予防医療や美容医療の大切さを改めて実感し、現在は保険診療に加えて自費診療も行っています。
美容医療における自分自身の経験や、保険診療の現場で日々感じていることを、皆さんと共有したいと思い、このブログを書いています。
美容目的の内服薬として、グルタチオン、トラネキサム酸、シナールなどがあることはわかりました。
では、「結局、私は何を飲めばいいの?」となりませんか?
ぼくはなりました。
AIに聞いたり、論文にあたったりして、ぼくなりの答えを出してみました。
第一に検討したいのはトラネキサム酸
第一に検討すべきは、トラネキサム酸だと思います。
なぜか。
科学的な根拠、いわゆるエビデンスが比較的豊富だからです。
ただし、一点だけ懸念点があります。
トラネキサム酸はもともと、抗プラスミン作用といって、止血に使われる薬として開発された背景があります。
そのため、血栓が気になる方、たとえば低用量ピルを飲んでいる方、血栓症の既往がある方、脂質異常症などの基礎疾患がある方などには、確かに使いづらい面があります。
そこで、わか葉在宅クリニックでは500mg錠だけでなく、250mg錠も採用しました。
トラネキサム酸は、1日750〜2000mgを2〜3回に分けて飲むことが多い薬です。
250mg錠なら、1日2錠飲んでも500mgです。
血栓の心配が少ない方は、効果を期待して500mg錠から試してみるのもよいと思います。
一方で、少量から慎重に始めたい方には、250mg錠という選択肢もあります。
グルタチオンとシナールはどうなのか
では、グルタチオンとシナールはどうなのでしょうか。
やはり、トラネキサム酸と比較すると、美容目的での根拠はまだ限られているように感じます。
ただし、グルタチオンやシナールの良いところは、比較的副作用の懸念が少なく、継続しやすいことです。
また、抗酸化作用が期待できるという報告もあります。
細胞の酸化は、老化の大きな原因の一つとも言われています。
いわゆる「細胞がサビる」という表現を聞いたことがある方もいるかもしれません。
細胞の老化に関わる要素に抗うことができれば、きれいな肌を保つうえで、一役買ってくれる可能性はあると思います。
まとめ
今日は、美容に使われる主な内服薬のメリット、デメリットについて書いてみました。
医療職でない方にとっては、やはり「何から飲んだらいいのかわからない」ということが多いと思います。
このブログが、その一助になれば幸いです。
ご注意
本記事は、美容内服についての一般的な情報提供を目的としたものです。
効果の感じ方には個人差があり、すべての方に同じ効果を保証するものではありません。
また、内服薬には副作用や、持病・服薬状況によって注意が必要な場合があります。
特にトラネキサム酸は、血栓症の既往がある方、低用量ピルを内服中の方、血栓リスクが高い方などでは慎重な判断が必要です。
使用をご希望の方は、医師の診察のうえで適応を判断いたします。
当院の美容内服は自由診療です。費用や処方内容については、診察時または料金表にてご確認ください。
メディカルダイエット・AGA・美容内服・ドクターズコスメなど、お気軽にご相談ください。
執筆・監修:伊藤 慎
医師・博士(医学)/わか葉在宅クリニック院長・医療法人翠楓会 理事長/総合内科専門医・家庭医療専門医・プライマリケア認定医
2008年、筑波大学医学専門学群卒業。筑波大学附属病院総合診療科で診療に従事したのち、2018年に茨城県土浦市でわか葉在宅クリニックを開業。在宅医療を中心に、生活習慣病、睡眠時無呼吸症候群、自由診療、美容内服、メディカルダイエットなどの診療・情報発信を行っています。
