みなさん、こんにちは。
わか葉在宅クリニック院長の伊藤慎(まこと)です。
2018年に土浦市で、訪問診療を中心としたクリニックを開業し、今年で9年目を迎えました。
在宅医療の現場で日々感じていることを、皆さんと共有したいと思い、このたびブログを書いてみることにしました。
その時々に感じたことを綴っていく形になると思いますが、気軽に読んでいただけたらうれしいです。
実は、私自身も睡眠時無呼吸症候群です
ちょっと突然かもしれませんが、わたくし、睡眠時無呼吸症候群(SAS)なんです。
少し前から体調の異変には気づいていたのですが、2024年の秋にいよいよ具合が悪くなって入院しました。
そこで睡眠時無呼吸症候群の疑いがあるという話になり、入院して検査を行いました。
睡眠時無呼吸症候群の検査には2種類あります
SASの検査には、簡易検査と睡眠時ポリソムノグラフィー検査(PSG)の2種類があります。
2026年6月から、睡眠時ポリソムノグラフィー検査も自宅で行えるようになりました。
テクノロジーの進化はすごいですね。
ぼくは2024年でしたので、入院でPSGを行いました。
血中の酸素濃度が落ちるかどうかを調べるために指にセンサーを付けたり、呼吸をきちんと行えているかどうかを調べるために鼻に気流を感知するセンサーを付けたりします。
さらに、本当に眠っていたのかを調べるために、脳波計の電極までつけるのです。
そんなものをつけて眠るのは初めてだったので、かなり緊張したのを覚えています。
検査結果は、重症の睡眠時無呼吸症候群でした
結果としては、無呼吸低呼吸指数(AHI)=120の重症のSASでした。
簡単にいうと、1時間あたり約120回、つまり平均すると1分間に2回ほど呼吸が止まったり浅くなったりしていたという結果です。
眠ってしまうと、ほとんど息をしていない状態じゃん……と恐ろしくなりました。
CPAP治療を始めました
主治医はすぐに、CPAPという治療機器を使って治療を始めてくれました。
CPAPというのは持続陽圧呼吸療法の略語で、機械につながった簡単なマスクのようなものをつけて眠ることで、気道が塞がるのを防いでくれる機械です。
最初は違和感もありましたが、徐々に慣れて、今ではもう何もつけずに眠る方が違和感がある状態です。
睡眠時無呼吸症候群は、決して珍しい病気ではありません
ちなみに医師として気にしているのは、SASの有病率の高さです。
昔は「太った中年男性の病気」というイメージがありましたが、実際には体型や性別にあまり関係なく、患者さんはかなり多いのではないかと感じています。
不眠の原因が、睡眠時無呼吸症候群のこともあります
不眠がある方は、一度は簡易検査を受けた方がよいと思います。
というのは、睡眠導入剤としてベンゾジアゼピン系と呼ばれる薬が使われることがあるのですが、この薬はSASを悪化させてしまう可能性があるためです。
「眠れないから睡眠薬」という流れになる前に、睡眠時無呼吸症候群が隠れていないかを確認することも大切です。
このような症状がある方はご相談ください
自宅で行える簡易検査は、もちろん当院でも行えます。
昔からいびきを指摘されている。
眠れるのに、すぐ目が覚めてしまう。
朝なかなか起きられない。
しっかり寝たのに、疲れが抜けない。
そういった症状のある方は、ぜひご相談ください。
検査を念頭に、お話を伺いたいと思います。